ピッチ・パーフェクト
はい、数年前に米国でものっそティーンに受けたというこちらの映画をTSUTAYAで借りてきました。
GLEEの大ヒットにより空前のアカペラブームが巻き起こって、その波に乗る海外ドラマや映画が以来ちらほら出てきていますが、そんな作品群の一つです。
ただやはりどれもGLEEを意識したつくりではありそこから今一つ抜け出せない印象があり。
その中でこのピッチ・パーフェクトは、GLEEにもあった脱底辺オタクという要素を主人公ベッカの趣味DJとうまく絡めてGLEEよりイマドキな形でまとめているなあと感じました。
素人の集まりと化した大学のアカペラグループで、もともとアカペラをやりたくて入部したわけではないという事情を持つベッカ。
どのようにして彼女はアカペラにのめりこんでいくのかしらと思いながら見ていたのですが、歌にのめりこむというよりは、ベッカは自身の弱さと向き合い、彼女が所属するアカペラグループのメンバーと向き合うことで、最終的にアカペラの全米大会で賞を勝ち取ります。
ベッカが根底に歌への魅力を感じていた描写はちらほらあるのですが、アカペラグループに残った最も大きな理由は、人間関係をつないでいたかったからというように私には見えました。
そしてそこに、良い意味で今までの米国の青春映画にはない人の弱さを感じました。
そんな感情描写が米国ティーンの心を刺激したのかな、と思います。
とりたててここがいいという見どころのシーンがあるわけではなかったですが、全体を通してきれいにまとまっていたなと思います。
とりあえず、2も見ようかな。
しかしながら、なんで日本上陸がこんなに遅れたのかなというのは素朴な疑問です。
完全に日本では映画の売り時逃したよねー。
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- 発売日: 2015/10/07
- メディア: DVD
- この商品を含むブログ (7件) を見る